LCI ROBOT INFRA FORUM 2026を開催しました。

株式会社Octa Robotics(代表取締役:鍋嶌 厚太)は、2026年9月17日(木)、APイノゲート大阪にて主催カンファレンス「LCI ROBOT INFRA FORUM 2026」を開催いたしました。ご来場いただいた皆さま、ご登壇・ご協力いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。

本フォーラムでは、「ロボットが『あたりまえのインフラ』になるために。」をテーマに、関西エリアで進む先進的なロボット導入事例を中心として、ロボットと建物設備の連携、施設運営、連携品質、安全運用、標準化など、サービスロボットの社会実装を支える「ロボットインフラ」の現在地と今後の展望について共有しました。

昨年度の「LCI ROBOT INFRA FORUM 2025」では、サービスロボット市場における信頼性の向上と市場拡大を目的として、「LCI認定プログラム」という新たな連携のあり方を発表しました。

それから1年。パートナー企業の皆さまとの取り組みは、構想や実証の段階から、実際の施設における導入・運用へと着実に進展しています。

今年度は、そうした取り組みを「個別の導入事例」ではなく、異なる施設やロボットへ展開可能な“モデルケース”として共有することを、本フォーラムの大きなテーマとしました。

当日のハイライト

関西から広がるロボットインフラの実装

オープニングでは、関西エリアで進むLCIの導入事例とともに、これまでの実装を通じて蓄積してきた技術・運用ノウハウと、国内・国際標準化に向けた今後のロードマップをご紹介しました。

また、JR西日本ステーションシティ株式会社様による基調講演では、ロボットインフラ基盤を整備した施設での実践を踏まえ、個々の施設ごとにシステムを構築するのではなく、複数施設へ展開可能な「共通基盤」として整備していく考え方や、今後の施設運営におけるロボット活用の可能性についてご講演いただきました。

LCI Showcase 2026で最新の社会実装事例を紹介

LCI Showcase 2026では、2026年度のLCI認定ロボットおよびLCI導入施設をご紹介するとともに、オフィス、病院など、異なる施設用途における最新事例を取り上げました。

施設運営者、ロボットメーカー・ソリューション事業者、そして両者をつなぐLCIというそれぞれの立場から、導入時の課題や実際の運用、導入効果、今後の展望について議論しました。

エレベーターや自動ドアなどの建物設備側に共通のインターフェースを整備することで、特定のロボットメーカーや機種に依存することなく、その施設に適したロボットを選択・変更できる環境をつくること。そして、認定プログラムによってロボットと建物設備との連携品質をあらかじめ確認すること。

これらを組み合わせることで、ロボット導入のハードルを下げ、より安全かつスムーズな社会実装につなげていくというLCIの考え方を、実際の事例を通じて共有する機会となりました。

工場運営、安全運用、国際標準化へ広がるロボットインフラ

特別講演では、株式会社島津製作所様より、エレベーターを活用して複数フロアを跨ぐ工程間搬送を自動化し、建物全体を一つの生産環境として捉える次世代の工場運営についてご紹介いただきました。

また、国立研究開発法人産業技術総合研究所様からは、サービスロボットの安全運用に関する国際規格や、ロボットが建物内を自律的に移動・稼働する時代に求められる安全設計、運用ルールについて、最新の知見をご講演いただきました。

ロボットの社会実装が拡大する中、単に「設備と接続できる」だけではなく、安全性、相互運用性、そして標準化を含めた社会的な信頼をどのように構築していくかが、今後さらに重要になることを改めて共有する機会となりました。

講演資料

 

「共創」から「社会実装」へ

昨年度のフォーラムで掲げた「共創」は、この1年間でさまざまなパートナー企業との具体的なプロジェクトへと発展しました。

今回のフォーラムを通じて、その取り組みがさらに、個々の企業や施設の枠を超え、他の施設にも展開可能なロボットインフラのモデルへと進み始めていることを確認することができました。

ロボットが特別な存在ではなく、エレベーターや自動ドアなどと同様に、建物や施設の中で自然に利用される「あたりまえのインフラ」となるためには、ロボットメーカー、施設事業者、設備メーカー、システムインテグレーター、研究機関など、多様なプレイヤーの連携が不可欠です。

Octa Roboticsはこれからも、LCIを「建物」と「ロボット」をつなぐ共通インフラとして発展させるとともに、ロボット導入後の施設運営や業務オペレーションの設計まで含めた支援領域を拡大し、パートナーの皆さまとともにサービスロボットの社会実装を推進してまいります。

 

ご登壇いただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、そして本フォーラムの開催にご協力いただいたすべての皆さまに、改めて御礼申し上げます。

今後のLCI ROBOT INFRA FORUMにも、ぜひご期待ください。